東京建物は、1896年設立、日本でもっとも長い歴史を持つ総合不動産会社です。同社は脱炭素社会の実現に向け、物流施設の屋根を活用した大規模な太陽光発電で生み出した電力を、一般送配電網を通じて自社施設に送る「自己託送」の仕組みを不動産業界で初めて構築し、高い評価を受けています。

しかし、この取り組みを進める中で、再エネ電力を需要する側のオフィスビルでは、週末に電力需要が減少し、再エネ電力が有効に活用されていない時間帯が生じるという課題がありました。再エネ電力をいかに無駄なく活用するか ─ 同社はOKIクロステックと共に、この解決に挑みました。福岡市の東京建物博多ビルを舞台に、蓄電池を活用した新たなモデルづくりに取り組んだ両社。そのプロジェクトは都市部のカーボンニュートラル実現と既存ビルにおけるBCP対策の強化に向けた一歩となりました。